今回は、当ホームのクリスマスイベントの様子をご紹介いたします。


２か月ほど前のこと―。

あるご入居者のご家族より

「アカペラ声楽をしており、クリスマスの時季に歌わせていただくことは可能でしょうか？」

というお話を頂戴しました。

ご家族が大切に続けてこられた音楽を、ぜひホームのひとときとして共有できたら…

そんな想いから、このご提案をありがたくお受けし、当日に向けた準備が始まりました。

演奏会の曲目構成やタイムスケジュールなどについて、ご家族と相談を重ねながら

ホームのアクティビティ委員会とも連携し、ひとつずつ丁寧に検討していきました。

そして迎えた当日。

お越しいただいたのは、アカペラ声楽アンサンブル『プリモ・ピアット』の皆さまです。

伴奏を用いず、声だけで紡がれるハーモニーが会場に響き渡ると

ご入居者は歌詞に耳を傾けながら、一曲一曲をじっくりと聴き入っていました。

クリスマスにちなんだ楽曲に、静かに頷かれる方、懐かしそうに眼を閉じて思い出の世界に浸る方…

それぞれのスタイルで愉しまれ、会場全体が穏やかな一体感に包まれていきました。

終演後には大きな拍手が送られ、余韻を楽しむような空気がしばらく残っていました。

ご家族と並んで演奏を愉しまれるご入居者の様子からも、

この時間が心に焼き付くひとときとなったことが伝わってきました。


今後も、季節ごとの行事や文化に触れる機会を大切にしながら

ホームでの暮らしがより豊かなものとなるよう、定期的な開催を検討してまいります。

どうぞご期待ください。