はなことば三浦のブログ
もう一度、バスガイドに! ~忘れていた自分に再び出会えた瞬間~
皆さま、こんにちは。
今回は、かつてバスガイドとして活躍されていたご入居者に対する
“Life Focus”の取り組みをご紹介いたします。
バスガイドとして歩んだ日々
“Life Focus”は、ご入居者お一人おひとりが
これまでの人生で大切にしてきたことや、これからの暮らしへの想いを知り、
その方らしい生活の実現を目指す取り組みです。
今回ご紹介するご入居者は、子どもの頃から憧れていたバスガイドの仕事に就き、
長年にわたって江の島や鎌倉方面の観光案内をされていました。
スタッフがこれまでの歩みについてうかがう中で、
バスガイド時代の思い出を楽しそうに話してくださることがありました。
ちょうどその頃、ホームでは江の島方面へのバス旅行を計画していました。
そこでスタッフは、ご入居者に「もう一度バスガイドを務めてみませんか」とご提案しました。
「私がやるの?」
企画についてお伝えすると、
「ええっ、私がやるの?」
と、初めは驚かれたご様子でした。
しかし、その後はすぐに前向きな表情を見せてくださり、
「頑張ろう!」
と、スタッフと一緒に準備を始めることになりました。
当日に向けて練習を重ねます
当日に向けて資料に目を通し、案内の流れを確認しながら練習を重ねていきました。
回を重ねるごとに、少しずつ案内にも自信が感じられるようになり、
本番への期待も高まっていきました。
再び握ったガイドのマイク
迎えたバス旅行当日。
天候にも恵まれ、絶好のお出かけ日和となりました。
久しぶりにバスガイドの制服に袖を通すと、その表情にもほどよい緊張感が漂います。
いよいよ出発し、マイクを手にすると、練習してきたとおりに案内が始まりました。
時折揺れる車内ではスタッフがそばで支えながら、ガイドを続けていただきました。
久しぶりのガイド席で見せてくださったのは、自信に満ちた、はつらつとした笑顔。
ご入居者の語りかけに車内は明るい雰囲気に包まれ、
あちらこちらから笑い声が聞かれました。
楽しい案内とともにバスは江の島へ到着。
その後は皆さまで現地を巡り、思い出に残る一日となりました。
これまでの経験を、今の暮らしへ
長年培ってきた経験を生かし、
再びバスガイドとして皆さまを楽しませてくださった今回のバス旅行。
懐かしい仕事に触れるだけでなく、ご自身の力を発揮し、
周囲の方々にも喜んでいただく機会となりました。
かつて大切にしていた仕事や経験が、
ホームでの暮らしの中で新たな役割や楽しみにつながっていく――。
今回のバス旅行では、ご入居者が本来持っている力や魅力が
改めて輝く瞬間を見ることができました。
晴れやかな笑顔からは、“Life Focus”が目指す「その方らしい生活」が感じられました。